浪費癖が治らない方のためのすぐに効果が表れる7つの対策
浪費癖を改善するためには、ふだんの日常生活において、次の7つのことに気を付けてみてください。
浪費癖を治すためのお金の使い方7選
- クレジットカードを持ち歩かない、またはデビットカードに切り替える
- 家計簿をつける
- 買うものに優先順位をつけてリストを作る
- 浪費対象の価格のレベルを下げる
- インターネットショッピングをやめる
- 他人にお金を管理してもらう
- 定期預金をする
浪費癖がある方は、お金の使い方が荒っぽく、金銭感覚がかなりあやふやになっています。
すべて実践しなくても、自分ができるものだけでも、OKです。ふだんのご自身のお金の使い方について、少し考えてみましょう!
浪費癖の人の特徴
- 家計簿をつけていない
- お金そのものについての知識がない
- クレジットカードでキャッシングすることに抵抗がない
- 給料日には必ず買い物をする
- 仕事帰りに必ずコンビニに寄る
- スターバックスやマクドナルドに立ち寄るのが習慣化している
- 流行ものに敏感
- 人が身に着けているもの、話をしたものにひどく興味を惹かれる
- 飲み会や旅行の誘いを断れない
- 将来のことを深く考えていない
上記に3つ以上チェックが入る方は、要注意です!
クレジットカードを持ち歩かない
クレジットカードを財布に入れない習慣をつけましょう。
浪費癖がある人は現金派とクレジットカード派、あるいは両方とも、に分かれると思いますが、クレジットカードですべてをまかなっている方は、ついつい浪費しがちになります。
解約したり、枚数を減らしたりする必要はありません。持ち歩かないだけで、かなり効果的です。
どうしてもクレジットカードでないと無理、という方は、クレジットカードではなくデビットカードに変更してください。
デビットカードはクレジットカードにキャッシングの機能がついていないもので、月末支払いになりますので、クレカよりも、なににお金を使ったのかがよくわかるので、支出の意識が必ず高くなります。
利用限度額もあらかじめ決めておきましょう。
また、まとまったお金が必要になった場合は、ATMに出向き、銀行のカードでその都度引き落としするとよいです。
そのときまとまったお金を引き落とすのではなく、必ず1万円ずつ、というふうに「上限額」を決めておきます。
そうすると、お金を使ってしまうたびに引き落さなくてはならないため、面倒ですので、罪悪感も湧き、またその都度明細を見ることになりますから、かなり財布の紐が固くなります。
家計簿をつける
家計簿をつけましょう。
浪費癖がひどい方は、自分が日ごろ、どういったものに、いったいどれくらいのお金を使っているかに、とにかく無頓着です。
スマホアプリのマネーフォワードが便利です。無料で使えます。
買ったものや、消費したものを時折チェックするようにしましょう。
それが値段に見合ったものなのか? そうでなかったかを考えていくと、その後の買い物をする心理に上手に作用します。
家計簿をつけるようになった後、お金を使った際に、テンションがあがった、下がった等を抱くようになると、goodです。
買いたいリストを作る
買い物をする場合は欲しいものをあらかじめリストアップしましょう。
それが本当に欲しいものなのかを客観的に意識するための習慣をつけるとよいです。
浪費家の最も大きい支出が衝動買いです。買うものに優先順位をつけると、お金を散財することに慎重になります。
- 今必要なもの
- いずれ必要なもの
- あれば便利なもの
- どうしても欲しいもの
- けっこう気になっているもの
- 興味本位程度のもの
また買い物前のリストアップ一覧には、その品物がどれくらいの値段がするか? 価格をあらかじめ調べて、書き添えておきましょう。値段を見ずに買っていたものに対しての支出の意識がぐんぐん高まります。
できる限り、今すぐに必要なもの、またどうしても欲しいものから買うようにして、買ったら、印をつけて、感想などを書くようにすると、買ったものに対しての満足感が倍増し、買い物の意識が高まります。
消費対象のレベルを下げる
ふだんお金を使っているものの価格を少し下げてみましょう。節約になります。
浪費癖がある人は「ストレス発散」や「欲望の充足感」のために買い物をしている方が多いですが、そこに散財している価格が見合っていないことがほとんどです。
たとえばいつも飲みに行っているお店を、ちょっと価格の低いお店に変更してみたりしても、あまり満足感は変わらなかったりします。
なにが目的で、なにが理由で、そのお金を使っているのか? をよく考えてみると、出費に見合っていないものが、けっこうあります。
そもそも浪費家の多くの方はものを買っても使っていなかったり、食べていなかったりしますので、普段買っている商品の中で価格を引き下げても、それほどストレスを感じないものがあるはずなので、そいうものを探してみましょう。
これをうまく適応させると、物欲をそのままで、支払いを2/3分くらいにまで抑えることだってできます。
節約に関して、もっと詳しいことを知りたい方は、下の記事をぜひ読んでください。
>>借金返済しながら節約生活!劇的にお金の問題が解消する5つの秘策
インターネットショッピングをやめる
リアルショッピングをやめない代わりに、ネットショッピングを一切やめる、そういう選択肢、を考えてみてください。
浪費癖がある人で多いのが、インターネットショッピングによる散財です。
ネットショッピングは目に見えないお金がやりとりされるので実感が乏しく、リアルショッピングよりも浪費がしやすいといわれます。
欲しい商品があったら、ネットで買ってしまわずに、リスト化して、実際にお店に行って買うという習慣をつけると、かなり出費は抑えられます。
実際にお店で見ると、本当に欲しいものなのか? それほどでもないのか? がよくわかるんです。
インターネットショッピングだからこそ罪悪感を湧かすことなく浪費できるという方もいますが、ものを買ったときにお金が支払われているという現実感を覚えることはとても大事なことです。
他人にお金を管理してもらう
旦那さんならば奥さんに、実家住まいならば母親に、お金を管理してもらえないか? を考えてみましょう。
支出のコントロールができない性格の部分は、他人に金銭の管理をしてもらえば、けっこう改善します。
ご主人が自由に使える口座には、今月はいくら程度の一定額のお金を振り込む、や、使ったお金に関しては必ず報告の形をとる、など、管理に関しては、ご自身の性格も合わせたスタイルで、いろいろと工夫をしてみるとよいです
定期預金をする
口座を普通預金から定期預金に変えましょう。
普通預金と定期預金の違い
普通預金 | 定期預金 | |
中途解約 | できる | できない(した場合利息がマイナスに) |
急な出費の対応 | できる | できない |
別の口座への移動 | できる | できない |
元本割れの可能性 | ある | ない |
定期預金にすると自由にお金を引き落せなくなります。
普通預金はいつでも入出金できるのに対し、定期預金は満期日まで出金ができません。途中で出金しようとすると、中途解約しなければなりません。
まずは1年契約でよいです。
実は経験的に、定期預金こそがいちばんの浪費対策として効果があることなので、できそうであればぜひやってみてください。
浪費癖で借金がある方は債務整理で完済するとよい理由
そもそも浪費が行き過ぎて借金までしているという場合は、限度を超えているので、今すぐに、現在困っているお金の問題と向き合わなければなりません。
第三者の力を借りれば、強制的に借り入れができない環境を作れる
浪費癖が習慣になってしまった性格を治すに方は、外からの第三者の力が不可欠です。
どうしてもうまくお金をコントロールできずに、浪費癖がひどくて、借金までしてしまっている、という方は、債務整理をするとよいです。
債務整理をすると二度と借金をしてはいけないという戒めの感情が抑止力としても働く、ので、なにかなんでも浪費癖が治ってしまうからです。
浪費家であり、かつ借金もある方は、かなりの苦しみの中にいると思います。「このままじゃいけない」ことはわかっているのですが、「そうさせない力」に負けてしまっています。なにか強制力がないと、今の生活を変えられない方が多いです。
債務整理をすると、しばらくのあいだ借り入れができなくなります。浪費癖を否応なく改めることが可能になってきます。
3つの債務整理法
3つの債務整理
- 任意整理 利息をカットした借金を3~5年で分割返済する
- 個人再生 大幅に利息をカットして、裁判所手続きをする
- 自己破産 借金額をゼロにする
任意整理は、これまで払い過ぎていた利息や、これから払うはずの利息をまるごとカットして、3~5年をかけて、毎月一定の額を返済しいくことができます。
弁護士に依頼をした時点で、ほんとんど即日で、これから支払うはずの利息をストップすることができます。
実際の返済がはじまるまで、4か月程度ありますので、そのあいだに借金返済のお金を貯めることが可能なので、今費用がない、という方でも、取り組めます。
後払いにも対応していますので、弁護士に自分の借金状況を相談してみてください。
利息が増えて、お金の返済に困っている、という方は、利息の支払いは本当に無駄なので、任意整理をして、すぐに利息をこれ以上支払うのをやめることが得策です。
費用についてはこちらに解説していますので、詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
ご自身が返済すべき借金がいくらになるのか? を無料診断してみましょう。
新しい一歩を踏み出してみてください。
◆弁護士とは電話での相談となります。相談をしたから、といって必ず任意整理をしなければならないわけではありません。また無料相談であっても、内容が第三者に漏れることは絶対にありませんので、安心してください。任意整理は会社やご家族にも内緒でできます。
浪費癖を根本から改善する5つの長期的対策
浪費癖を根本から改善する5つの対策
- 自分が本当に欲しいもの、なりたいもの、を明記する
- 自分のためだけにではなく、他人のためにもお金を使う
- 新しい環境に飛び込んで、自分を変える
- お金の原理を学び、投資をはじめる
- 依存症であるならば、クリニックを訪ねてみる
自分が本当に欲しいものやなりたいものを明記してみる
浪費癖になっている人は、目的意識がない場合が多いです。つまりなににお金を使ってよいかわからなくなっていて、それがわからないから無駄遣いをしているんです。
自分は目的意識が希薄だな、と思う方は、自分が本当に欲しいもの、なりたいものを言葉にしてみてください。なにに自分が本当にお金を使うべきなのか? をしっかりと把握することが大事です。
こういうお金の使い方は目的を達成するのに必要じゃない、と思えてくると、無駄遣いも自然と減ってくるものです。
たとえば、将来はラーメン屋を開業する、という具体的な目的があったならば、そのために時間やお金を使うようになるので、そうすると、そのほかのものには自然とお金を使わなくなっていきます。
もっとこうすればラーメン開業に近づけるかも、とか、こういうふうに時間を使ったほうが美味しいラーメンを作れるかも? と時間の使い方も上手になってくれば、目的達成のために必要な情報が自然と生活の中でも増えていき、お金の使い方も効果的なものになっていくはずです。
夢に向かって費やされていく人生こそかけがえのないものです。お金もまたそのように使われるのが正しいものです。
自分にお金を使うのではなく、家族や友人、恋人、後輩のためにお金を使う
どうしても散財する癖が抜けきらない方は、自分のためじゃなく、他人にお金を使う、という姿勢を持ってみましょう。
「他人のためにお金を使うなんて楽しいはずがない!」と思うかもしれません。
しかし、本当に人生で価値があることは、自分がしたことで他人が喜びを覚えることです。そのための手段としてお金が使われるのだとしたら、それはとても幸せなことのはずです。
お金を無駄に使っている人と、そうでない人の大きな違いは、自分のためだけにお金を使おうとしているのか、他人のためにもお金を使おうとしているのか? この違いにあります。
そもそもお金は使われるだけの目的を持っているのじゃなく、ほかにも「稼ぐ」「貯める」「増やす」「与える」など、いろんな用途があるものです。
浪費癖が激しい人は、自分が得をすることばかり考えていて、お金をどんどん使い、いつまでたっても、なにをしても渇いた気持ちがうずまらない…。そして、またお金を使ってしまう、というパターンが多いです。
自分がしたことで、他人が喜びを覚える、その瞬間を味わうことができれば、自分がいかにふだん無駄なお金を使っていたのか? そのことが身をもってわかってくるはずです。
新しい環境に飛び込んで習慣を変える
人生の目的がどうしてもわからない、という方は、新しい生活環境を、今の生活の中に取り入れてみてください。
新しいことをする、人と関わり合う場所に出かけると、なにかが発見できます。
お金をかけなくても楽しめるものはたくさんあるので、ぜひ探してみてください。
浪費癖のある方へおすすめの趣味
- スポーツジム
- ダンス (社交ダンス、フラダンス、タンゴ)
- フットサル
- スキューバーダイビング
- バンド
- 料理教室
夢中になれることに多くの時間を費やすようになると、自然と無駄なお金の使い方が治っていきます。
なにかやってみたい! という方は、とにかく、それにトライしてみるのがよいです。
面倒くさい、と思ってしまう方は、実際に自分がやらなくても、鑑賞する、観戦する、という立場でなにかに熱狂する時間を持ってみるのでもよいと思います。
副業をはじめてみる! というのもおすすめです。WEBライターなどはクラウドソーシングに登録をすれば、すぐに注文を受けて仕事をすることができます!
お金の原理を学び、投資をはじめる
お金に対する考え方でもっとも大切な2つのこと
- 支出を減らし、収入を増やし、それを投資にまわす
- 泡となって消えるのが浪費、未来に返ってくるのが投資
お金を「使う」から「増やす」方向に意識を切り替えていきましょう。
現在は未来のために存在するもので、お金はそのために使用されるべきものです。
使ったら使ったままで泡となって消えていってしまうのが浪費であり、今使ったお金が未来に何倍にもなって返ってくるのが投資です。
浪費が多いという方は、時間を無駄に使っているのと同じなので、現在は未来のためにあり、それは何倍にもなって返ってくるもののために、今の時間とお金を使うのだ、と考えるようにしてみてください。
今の時間は未来のためにある、と思うべきです。そして、お金もまた未来のために使われるべきです。
おすすめの投資
- つみたてNISA
- iDeCo (個人型確定拠出年金)
貯金をしてみよう! という意識が現れたなら、次はぜひ投資を行ってみてください。
つみたてNISAは金融庁が行っている少額から可能な非課税の積立制度です。(非課税対象は年間40万円まで。)
初心者に使いやすく、長期投資を目的とした安定した銘柄に限定されているので、安心です。月に3,000円くらいからでもよいです。お金って未来に向けて変化していくものなんだ、という感覚を身につけると、世界が変わってきます。
IDeCoは厚生労働省が管轄している個人型の拠出年金です。60歳を過ぎると、年金にプラスされた給付が受けられる、という形になっています。
無駄遣いをしているくらいなら、そのお金は未来のために使ったほうが絶対によいです!
依存症レべルだと治療をして浪費癖には対処するべき
浪費癖は一度習慣化されてしまうと、その回路を絶つことがひどく難しいといわれています。
どうしても浪費癖が治らない、長期化している…という方は、一度病院を訪ねてみましょう。
実は「浪費依存」は、「ギャンブル依存」「アルコール依存」「薬物依存」に匹敵するほど怖いものだといわれており、また「浪費依存」だけを発症している人は少なく、ほかの依存症も併発している人がほとんどなのが現状です。
自分が「浪費依存」にまで至っていないか? をこの機会に、一度チェックしてみてください。
浪費依存症チェック10項目
- 手持ちのお金がなくてもついついクレジットカードで買ってしまう
- 去年よりも高価な買い物をするようになった
- TVをショッピングを見ると、電話をしてしまう
- ある商品を買うと、全シリーズ全色を買い揃えないと気が済まない
- 買った商品が届いても使っていないものがある
- 買ったものを捨てられない
- ショッピングをしないととても不安だ
- ショッピングをしたあと大きな罪悪感に駆られる
- なにを買ったのかを家族や友人には秘密にしている
- 買った商品が届いても開封しないことがある
生活に支障をきたしているかどうか? が「浪費癖」と「浪費依存」(買い物依存)の境界線です。
yesが7つ以上ある方は、すでに浪費依存になっている可能性は高いです。
たとえば、貯蓄ができずにお給料の多くを買い物に使ってしまう方はまだ浪費癖の段階ですが、借金をしてまで買い物をしている場合は依存症になっているかもしれません。
もし、自分が浪費依存の段階にまで至っている、と心配ならば、一度専門医を訪ねてみましょう。
心療内科は大学病院ではなく、専門の病院を訪ねることをおすすめします。カウンセリングがあり信頼のできる主治医がいる病院を、ぜひ訪ねてください。
浪費癖の人は人生で本当に欲しいものが手に入らない
浪費癖の人は人生で損しているといえます。
浪費癖のある方は短期展望の視点でお金を使っており、長期的展望がありません。
貯金ができないので、大きな買い物ができません。休みを待って旅行に行くとか、家をリノベーションするとか、夢を持ってお金を使う、という感覚がなく、人生をエンジョイできていない人がとても多いんです。
お金を偏って使っていると、それだけ多くのものにお金だけではなく、時間も、労力も、体力も、自分の人生も、偏って使っている、ということになります。
お金は正しく使うことが大事で、そうすることで、本来の人生の充実感を取り戻すことができます。
実は誠実で我慢強い人ほど、苦しい境地に立たされてしまう場合が多いので、今はじっくりとそんな自分を労って見つめなおす時期だといえるかもしれません。いつまでも人生の浪費をしているわけにはいきません。そろそろ人生を変えましょう。
これからの人生を考えるならば、ずるずるとお金の問題に縛られていくのはマイナスな側面でしかありません。
匿名・無料で専門家に相談ができますので、未来に向けて、借金完済の目途をつけてみてください。
一歩を踏み出せば、自分の手で未来を変えていくことができます! 人生を取り戻しましょう。