借金について彼女に言う前に、完済計画をスタートさせましょう!
借金を彼女に言う前に、借金についてはできる限り事前処置しておきましょう。そうすることで、混乱が起こった際にも、信頼関係を著しく損ねる事態は避けられます。
実際に話す場合、借金は完済する目途がたっており、以前からその計画に沿って返済をしている過程を伝えるのがよいです。
借金があることを知った彼女は動転していろいろな不安を抱えますから、その混乱と不安を鎮めてあげることが、とにかく大事です。
そのためには、すでに「こういうふうに借金は完済する予定であり、こんなふうに解決に向かって状況は進行している」と具体的に示しましょう。
借金を親しい間柄の人に言うときの間違った対応は、こうして返すつもりだ、という単なる予定や気持ちのみの発言です。また、具体的な解決策を提示さずに、話をするだけでも、やはり信頼を得るには、今一つ足りません。
さらに「この先の半年間おれを見ていてくれ」と彼女にいうのがよいです。
今答えを出す必要がなくなり、彼女に猶予を与えることができ、最悪の事態は間違いなく回避できます。
その後は、しばらく関係はぎくしゃくするかもしれませんが、絆が回復してくるまで辛抱強く待ちましょう。
万が一、その後別れることになったなら、借金問題がなくても結局ダメになった関係だったんだ、ときっぱり思う覚悟も必要ですす。
彼女に言うべき具体的な5つの内容
彼女には次の5つのことを、前もって準備をしておいてから、答えましょう。
彼女に言うべき内容
- 借金の正確な金額と借入社数と借金理由
- 返済の進行状況と完済目途
- 迷惑はかからないこと
- 彼女に黙っていた理由
- これからの2人のこと
借金の金額や借入社数、どこに借金をしているのか? それらについてはすべて正直に答える必要があります。
彼女を安心させることが大事です。
借入額が大きいと彼女がひいてしまうのじゃないか? と思って、ごまかしてしまう方がけっこういるんですが、借金がある時点で彼女は混乱しているので、額はあまり関係がありません。
借金をした理由についてもしっかりと話しましょう。
たとえば「仕事でPCが必要で、その支払いでお金を借りた、返済が難しくて長引いてしまった」というように具体的にこたえます。
借金理由が遊興費であったり、お金の管理ができていなくて惰性的なものであったりした場合は、別のしっかりしたいいわけを用意したほうがいいです。
なにに使ったかよくわからない、はよくなくて、必ず正当性のある理由をこじつけてください。
借金の完済予定状況については具体的な月日をしっかりと話しましょう。
毎月の返済金額と何年後の何月に完済予定、と正確な日付をいってください。
次に、被害が自分にも及ぶかもしれない…という彼女の不安を取り除いてあげることが大事です。
借金があると言われて、彼女は「わたしになんとかしてほしいの?」「わたしに迷惑はかからないの?」といろいろなことを思ってしまうので、「保証人でない限り返済義務は発生しない」と伝えてください。
彼女の会社に取り立てが行くとか、彼女の親に知られてしまうなんてことは、法律上絶対にありません。
また、これまで彼女に黙っていた理由についても話をするのもとても大事です。
「言えなかったのは彼女を大事に思っていたから」です。このことを正直に伝えましょう。
最後に、これからどうするつもりなのか? についても真剣に話をする必要があります。
彼女とのことについてどう思っているのか? これからも関係を継続したいと思っている、と彼女に対しての愛情をしっかりと伝えてください。
彼女の不安を和らげる7つの言葉
さらに、彼女が感情的に投げかけてくるだろう質問に対する返答の言葉も用意しておく必要があります。
女性は男性と違って、とにかく感情的になりやすいので、彼女の動揺を汲み取ってあげる必要があります。
借金について話をされて、彼女が困惑するのは、次のような事柄です。
すべてに答えを用意しておきましょう。下に示したようなやりとりを、参考にしてみてください。
彼女が質問をしてくるだろうワード
- そんなお金何に使ったの?
- どうして言ってくれなかったの?
- わたしを騙していたの?
- わたしにどうしてほしいと思っているの?
- わたしには迷惑はかからないの?
- わたしをどう思っているの?
- その借金はこれからどうするつもりなの?
彼女の質問に対する受け答え
お金をなにに使ったのか? | 仕事で必要なPCを買うのにお金を借りた。 |
なぜ言わなかったのか? | 心配をかけたくなかった。 |
裏切った感覚はあるのか? | ある。いつかちゃんと話をしなければならないと思った。 |
わたしにどうしてほしいのか? | 話を聞いてくれるだけでいい。返済について心配はいらない。完済の目途は立っているので、それまで見守ってほしい。 |
わたしに迷惑はかからないのか? | 保証人でないなら一切の迷惑はかからない。会社や親にわかるようなことはない。 |
わたしに対してどういう気持ちでいるのか? | 以前と気持ちは変わらない。 |
借金はどうするつもりなのか? | 既に完済に向けて返済ははじまっている。 |
論理的ではない質問に答えを返していくのはとても難しいのですが、このとき重要なのは、彼女の疑問にすべて回答を与えることです。
なぜ借金をしたのか? よりも、疑問に回答がないことが、彼女を不安にさせるものです。
答えられない質問内容の場合は、なにかしら答えを作ってください。
また、話し合いが行われた後に、話が一段落したとこちらが思っていても、相手はそれからいろんな不安が押し寄せてきて、怒ったり、泣いたりする場合があるので、事後のケアも大事です。
丁寧なメールやLINEを送りましょう。
このとき借金の事情については話をする必要はなく、「心配かけてごめんね」「今日は○○ちゃんのために、仕事がんばったよ」などとお金と距離を置いた言葉を送ってあげるのよいです。
彼女が今後なにを聞いてくるか? については、一度目の話し合いの時にだいたいわかるので、話し合いのときに彼女がなにをいちばん不安に思い、どんなことをいってもらいたいと思っているのか、そのことをよく考えてみましょう。
将来についての言葉を多く発していたとしたら、それは彼女が二人の今後のことをとても心配しているということです。
そういうときは、今後のお金に対する取り組み方と、それに見合った人生設計をしっかりと説明をしてあげるのがよいです。
自分で起こした問題とはしっかり向かい合って解決できる人間であり、そのことで彼女を不安にさせることはない、という姿勢を示すことが大事です。
彼女との将来を真剣に考えているのであれば、うやむやにせずに借金についてしっかりと話をするべきです。
そして借金について完済するための現実的な行動をきちんと示してください。
任意整理で借金返済するのがよい理由
任意整理で返済をしたほうがよい人
- すでに複数社で借りている
- 借金を一本化したいと考えてはじめている
- 最近返済がつらい、と感じはじめている
- 給料が上がりそうもない
- 最近大きな出費があった
返済能力が限界を超えている方は、法律に頼って借金を完済しましょう。
任意整理は年間100万人近い方が利用している最もポピュラーな債務整理法です。
裁判所を通さずに手続きができ、弁護士とは一度面会するだけなので、とても利便性が高いです。
任意整理をすれば、返済が困難になっている方が、借金完済できるようになります。
任意整理の特徴と流れ
任意整理の良い点
- 親や会社に内緒で借金返済ができる
- 借金理由を問われない
- 借金額の上限はない
- 財産が奪われることはない
- 自分の返済能力に合わせて返済金額や返済期間を設定できる
任意整理をはじめると、弁護士が貸金業者と交渉をしはじめます。すると業者は債務者の利息をストップします。
債務者は利息に追われることがなく、借金を返済していくことができるようになります。
およそ3年から5年をかけて、借金の完済していきます。毎月一定の額を債権者側に振り込む形で行われます。
任意整理をする際の手順
- すべての借入社と借金額をリストアップする
- 正確な借金額を知る
- 具体的な返済計画案を作る
- 返済を開始する
- 完済を目指して二度と借入はしない
債務総額が正確でないと、返済計画が上手に立てられず、完済がうまくいきませんので、現在借金に追われている方は、まずはご自身の正しい借金の総額を知ることが大事です。
いくら借金をしているのか? の正確な額は専門家に相談をすればわかります。
任意整理をしてみたい! という方は、借金診断をしてみましょう。
数分の簡単な記入でできます。自動返信メールが送られてきますので、その後弁護士と相談をして、任意整理をするかどうか、を判断していくことになります。
◆ 借金診断結果を知るには電話番号が必要になります。依頼者が安心して借金解決に向けて取り組むためと、プライバシー管理を配慮してのことなので、必ず弁護士とは電話でお話をしてください。
◆ 信頼できる借金に強い弁護士です。弁護士と具体的な借金返済計画案を作っていきましょう!
弁護士費用が用意できなくても分割払いや後払いができる
弁護士費用をすぐに用意できない方は分割払いや後払いが可能ですので、安心してください。
弁護士は債務者がお金に困っていることを知っているので、費用については相談にのってくれます。
任意整理によって本格的に手続きを開始したら、実際の返済がはじまるまでに、2か月から4か月くらいかかります。
債権者との減額交渉に少し時間がかかるのです。
実は、借金の返済に困った債務者が、任意整理によって借金完済ができるいちばんの理由は、この「実際の借金返済がはじまるまでに時間がある」にあります。
弁護士に依頼をした時点で、利息がストップするので、返済のお金をそのあいだに貯めておける、わけです。
取り立ては、弁護士に依頼をした時点から、2日から2週間ほどで止まりますが、即日に止めてもらいたい場合は、「任意整理をしたことを債権者に伝えてほしい」と弁護士にいってください。
受任通知が債権者の手元に届くまでにちょっと時間がかかるために、このようなタイムラグが発生するんです。
借金を返済しはじめたら、二度と借入はしないようにすることが大事です。
彼女と約束したことは必ず守りぬいて、もう彼女を悲しませないようにしましょう。
費用については、こちらの記事が参考になります。任意整理の手続きについて心配な方は、ぜひ一読してみてください。
任意整理の悪いところと対策方法
任意整理をすると、信用情報機関(ブラックリスト)に任意整理をしたことが記載されます。
そのためにいくつかのデメリットが起こります。
任意整理を行ってから5年の間に起るデメリット
- 信用情報機関に事故情報が載る
- 住宅ローン・マイカーローン・教育ローンが組めなくなる
- 新しくクレジットカードが作れなくなる
- 銀行口座が3か月凍結する
- 保証人になれない
- 携帯の機種を分割購入できない
- 新転居先の審査に落ちることがある
信用情報機関(ブラックリスト)には5年程度名前が掲載され、そのあいだは借り入れができません。家族の保証人になったりすることもできません。
とにかく5年の間は住宅ローンや教育ローンは組めないと思ってください。
もちろん借金がある時点でローンは組めないことがほとんどなので、借入に関して悩む事柄はないといえます。
任意整理の対象であるクレジットカードが使えなくなりますが、対象ではなかったクレジットカードを使うことで対応しましょう。
キャッシング機能のないデビットカードを使ってカード払いは対応するのをおすすめします。
任意整理のときのレジットカードの作り方
全部のカードで過去に借金をしていて、すべてが任意整理対象である場合は、任意整理前に審査の通りやすい会社に申請してクレジットカードを作っておくのがよいです。
審査が甘いところでクレジットカードを作ることを検討しましょう。
流通系は比較的甘いです。「セディナカード」などがよいです。
消費者金融のカードは作りやすいですが、やめておきましょう!
クレジットカードの審査難易度
【低い】 < 【高い】
消費者金融系 < 流通系 < 交通系 < 信販系 < 銀行系
任意整理のデメリットのさらに詳しいことを知りたいかたは、こちらの記事が参考になります。
>>任意整理と信用情報機関掲載、そのデメリットと対策について
プロポーズを控えていて借金がある場合の具体策
彼女の家族への配慮を口にする
結婚をすると、お互いの家族同士も親族になります。
まずこのことを明確に理解しましょう。
結婚を考えていて、借金がある場合は、彼女の家族への配慮を口にすることが大事です。
保証人でない限り、彼女の実家に取り立てが行くとか、彼女の親にわかってしまうことはありません。
親に迷惑はかからないし、かけるつもりも一切ないことを、言葉にしてしっかりと伝える必要があります。
家族への配慮の言葉
わたしの親には迷惑はかからないの? | 保証人でない限り一切の迷惑はかからない。取り立てが行わることもないし、知られることもない。 |
わたしの親になんていったらいいの? | 半年間自分のことを見ていて欲しい。それまでは黙っていて欲しい。 |
わたしの親が知ったらどう思うと思うの? | そういう相手を選んだことで、親は君を悲しがるかもしれないし、怒るかもしれない。でも借金は解決できるので、表沙汰になった場合でも、そのことについての説明はしっかりできる。 |
どうしてわたしが親にうしろめたい気持ちを持たなきゃいけないの? | 君の背負った分を、今後何倍にもして君に返すつもりだ。君の親にもたくさん恩返しをするつもりだ。 |
彼女は自分の家族のことを必ず心配しますから、その配慮をしていることをしっかり伝えて、安心させる必要があります。
言ったら別離になってしまうかもしれない場合は少し時間を置く
彼女に借金のことを言ったら、縁談は破談してしまうかもしれない…と思う場合は、少し時間を置いてみましょう。
借金の額や、それがどのような理由によるものかにもよりますが、お金のだらしなさは結婚後に家庭内に確実に表れてきますので、彼女はそのことをとても不安に思います。
対策としては、今から借金完済の計画をたてて、それをスタートさせ、その後ある程度時間が経ったときにしゃべるのがよいです。
今の仕事のプロジェクトが終わるまで、とかなにか彼女を納得させる言葉をいってください。
時間を置き過ぎてもダメですし、適度な頃合いを見図る必要があります。
半年後くらいであれば、返済はかなり順調に進んでいますので、胸を張って借金について彼女に言うことができると思います。
すでにプロポーズをして、OKをもらっていて、言わないままここまで来てしまった…という方は、とにかく今すぐに任意整理をはじめてください。
借金の完済までには2年~3年はかかります。そのあいだは借り入れやローンができませんが、お金が必要になる子供ができるまでのあいだに借金をなんとかしてしまうことが大事です。
彼女にそのような人生設計を考えているし、迷惑は一切かからない、ということをしっかりと伝えてください。
親に借金について相談をしてみる
親にいおうかどうしようか…と悩んでいる方は、もし親がなんとかしてくれるのであれば、借金について話をしてみたほうがよいです。
このときの判断材料としては、数万円のお金を貸してくれるかどうか? です。無心してみましょう。
心置きなく貸してくれるようであれば、正直に話をしても、OKの場合が多いです。
「なにに使うのか?」と問いただしてくるようならば、話さないほうがよいと思います。
親に迷惑はかけられないようであれば、自分で借金は完済しましょう。
法律の力を借りれば、困難になった借金であっても、自分で返済できるようになっています。
不安に感じることはありません。債務整理をすれば、借金は完済ができます。
親にどう借金のことを切り出したらよいか? 悩まれている方は、こちらの記事に詳しいので、ぜひ参考にしてみてください。
話すだけではダメ、話す内容に誠意はある
彼女に言うべき内容
- 借金の正確な金額と借入社数と借金理由
- 返済の進行状況と完済目途
- 迷惑はかからないこと
- 彼女に黙っていた理由
- これからの2人のこと
問題を投げかけられた相手はあなたに怒り、戸惑い、不安になります。それらのネガティブな感情が、あなたとの信頼関係を崩していきます。
二人の絆を繋ぎとめるためには、明確な答えを用意して話し合いに臨みましょう。
また、彼女を安心させる言葉をしっかり与えてあげることも大事です。
彼女はあなたを理解したいと思っているからこそ混乱するわけなので、彼女が理解できるような状況を丁寧に説明してあげることが大事です。
また、借金について彼女に非はなにもない、ということもいってあげてください。
わたしがいけなかったの? わたしになんとかしてほしいの? そう思ってしまう女性もいます。
話すことそのものに誠意はありません。
話す際に、そこにどのような相手への配慮とそのための自身の行動が現れているか、が本当の誠意であり、愛情です。
物事の具体的な解決法を示し、それはこんなふうにその計画に向かって現在進行形であるとお話するのがいいです。
自分とともに歩んでいる道が明るい未来であるこを、ぜひ彼女にしっかりと示してあげてください!