寿々木 与

借金について打ち明けるタイミングは返済目途が立った後がよいです。債務整理を行えば、返済能力に見合った借金整理が可能です。具体的なタイミングは、彼氏、彼女、夫、妻、親はそれぞれ異なります。

ブライダルローンの借金返済をするには、返済計画をしっかり立てる必要があります。「現在の正確な借金額を把握する」「現在までとこれからの返済総額を把握する」「借金を減額して返済する」の3つの対策をしましょう。

借金によるストレスは相当なもの、といわれています。もし、精神的に、あるいは肉体的にまで病状が現れている場合は、「心の問題」と「お金の問題」の両方をいっしょに考えてみてください。心の問題は心療内科を訪れることで、お金の問題は債務整理法に頼ることで解決します。

自己破産をすると、クレジットカードが使用できないため、クレジット支払いオンリーである海外でのレンタカー使用で問題が発生します。その対処法と、また自己破産手続き中の旅行における注意点についてお話します。

任意整理で信用情報機関に掲載されることのデメリットは、ローンが組めなくなる・新しくクレジットカードが作れなくなる・銀行口座が3か月凍結する・保証人になれない・携帯の機種を分割購入できない・新転居先の審査に落ちることがある、など。すべて対策があります。

過去に知人・友人に借りたお金のやりとりを無効にすることができます。10年経過していれば、時効が成立します。手続きをする必要性があるのは、相手が訴えてくる可能性があるためです。時効成立の条件についてもお話しています。

過去に交際していた恋人とのお金を貸し借りは、「金銭消費賃借契約」とみなされる契約行為となります。返済が難しくて相手との交渉に行き詰まっている場合は、弁護士に変わりの交渉をしてもらいましょう。円満な解決ができます。

任意整理の費用は分割や後払いで支払います。実際に返済がはじまるまでに歳月があり、その期間は利息がストップします。支払いに不安な方は、それまで毎月かかっていた利息のお金を任意整理費用にまわす、と考えることで、依頼費用の支払いはむずかしくなくなります。

弁護士が債権者と交渉にのりだしあと、交渉できない債権者が現れた場合は、和解できた債権者とだけ任意整理をするか、任意整理以外の債務整理を検討するか、どちらかの選択をします。

任意整理を行う際には、着手金が2~5万円、減額報酬が債務額の10％、解決報酬が2～5万円かかります。すぐに用立てする必要はありません。適正価格にするためのコツについても解説しています。